爬虫類とは
トカゲ、ヘビ、カメ、ワニなどを含む脊椎動物の分類のことで、多くの爬虫類は表皮が鱗で覆われていて、肺で呼吸をする変温動物(冷血脊椎動物)である。
概要
古生代の石炭紀後半に初めて出現した
おおよそ3億年前の巨大なシダ植物が発達していた時代に、両生類から地上生活に適応した爬虫類が出現した。
当時の石炭紀は、熱帯の気候で温度変化が少なく、30mもある大型のシダ植物が大森林を形成していた。
最初期の爬虫類としてはヒロノムスやペトロラコザウルスが知られている。
爬虫類の特徴
両生類は主に皮膚呼吸をしているが、皮膚からは容易に水分が抜けるため、地上に長時間いると干物になる。
爬虫類は肺呼吸をするようになり、皮膚呼吸が必要ではないくらいに肺が発達した。
さらに、皮膚から水分が抜けないように、体が硬い表皮(鱗)で覆われるように進化した。
爬虫類の卵は両生類の卵と違い、殻で覆われているため陸上で産卵することができる。
卵は乾燥に強いことから、ベビーは卵の中で長時間育つことができるようになった。そのため、爬虫類のベビーはアダルトとほぼ同じ機能を持っている。(変態の必要がない)
世界中の爬虫類は全部で何種?
The Reptile Database によると、爬虫類は10,793種(2018年7月の時点)からなり、2017年10月の時点から154種の新種が発見もしくは新しい種として分類された。
そのうち、有鱗目は10,417種、カメ目が351種、ワニ目が24種、ムカシトカゲ目が1種という調査結果であった。
| グループ | サブグループ | 種類の数 |
| 有鱗目 | トカゲ亜目 | 6,512 |
| ヘビ亜目 | 3,709 | |
| ミミズトカゲ亜目 | 196 | |
| カメ目 | 351 | |
| ワニ目 | 24 | |
| ムカシトカゲ目 | 1 |
日本に生息する爬虫類は全部で何種?
日本爬虫両棲類学会 (2018) 日本産爬虫両生類標準和名リスト(2018年7月19日版)によると、
日本に生息する爬虫類(外来種を含めたもの)は110種類からなる。
| グループ | サブグループ | 種類の数 |
| 有鱗目 | トカゲ亜目 | 48 |
| ヘビ亜目 | 47 | |
| ミミズトカゲ亜目 | 0 | |
| カメ目 | 15 | |
| ワニ目 | 0 | |
| ムカシトカゲ目 | 0 |
分類
爬虫類は大きく、ムカシトカゲ目・ワニ目・カメ目・有鱗目の4つに分類されており、
カメ目は潜頸亜目・曲頸亜目の2つのサブグループに分類されている。
有鱗目はトカゲ亜目・ヘビ亜目・ミミズトカゲ亜目の3つのサブグループに分類されている。
カメレオンやイグアナやヤモリは、有鱗目のトカゲ亜目のさらに下のグループに所属している。
ペットとして人気の高いヒョウモントカゲモドキは、ヤモリ下目に所属するトカゲモドキ科であるため、
トカゲモドキであり、ヤモリであり、トカゲでもあると言える。
有鱗目
有鱗目は爬虫類全体の96%以上からなり、他のグループと比べて明らかに多種多様な特徴を持つ。
トカゲ亜目・ヘビ亜目・ミミズトカゲ亜目が含まれる。
カメ目
カメ目は曲頸亜目と潜頸亜目の2つのグループがあり、硬い甲羅を持っていることが大きな特徴である。
あばら骨、すなわち肋骨が背中に広がり変形したものが現在の甲羅で、「カメの甲羅がどこから来たか」の過程は理化学研究所のアニメーションで見ることができる。
2008年に発表され当時最古のカメと言われていたオドントケリスは、甲羅の形がまだ不完全であったもののすでに甲羅を保有していた。
2018年8月、古代初期のカメには甲羅がないことが、2018年8月にネイチャーで発表された。(学術名 エオリンコケリス・シネンシス)
ワニ目
ワニの性別は、すべての種類が温度性決定であり、胚発生のときの環境の温度によって性が決まる。
他の爬虫類を含め、ワニも中生代の恐竜が栄える前から存在をしているが、
恐竜が絶滅した氷河期を乗り越えたのはなぜなのか、ということは未だ解明されていない。
ムカシトカゲ目
約8,000万年前にオーストラリア大陸から切り離されたニュージーランドにのみ棲息している種類。
約2億年前に生きていた原始的な爬虫類と、ほぼ同じ骨格を持っており、生きた化石と呼ばれている。
同じニュージーランドにムカシガエルという原始的な両生類も残っている。
生きた化石といわれている爬虫類・両生類の写真・記事はこちら。
爬虫類を英語で
爬虫類は英語で書くと、「 reptile 」となる。(複数形は「 reptiles 」)
カタカナで書くと「 レプタイル 」で、「レ」を一番強く発音する。(複数形は「 レプタイルズ 」)
reptileの語源はラテン語のreptilisが由来で、reptilisは「 地を這い回る(creeping) 」という意味である。
爬虫類と恐竜の違い
立ち上がって直立歩行ができるように進化した爬虫類のことを恐竜と呼んでいる。
プテラノドンなどの翼竜、イクチオサウルスなどの魚竜、プレシオサウルスなどの首長竜は正確には恐竜に含まない。
爬虫類は両生類から進化した別の生き物で、恐竜は爬虫類から進化した別の生き物と言える。
約2億3000万年前~6600万年前に生息していた恐竜は絶滅したとされているが、鳥類は恐竜の生き残りである。
左が一般的な爬虫類、真ん中が恐竜、右が絶滅したワニの近縁種で、
爬虫類は胴体の横に手足がついているのに対し、恐竜は胴体の真下に四肢がある。
出典: wiki 恐竜
爬虫類の雑誌
ビバリウムガイド
略称は「 ビバガ 」。Webサイトはこちら
1997年5月25日に、月刊アクアライフの5月号別冊という形で創刊(77号からは独立)。当初のコピーは「爬虫・両生類からサソリ・タランチュラまで」というものだった。創刊時は、年2回(5月、11月発行)発行。99年5月発行のNo.5号より季刊化(年4回:1月、4月、7月、10月発行)された。
創刊号より現在に至るまで、誌面の作成はライターの冨水明を中心として行われている。誌面に掲載されている文章・写真の多くは、冨水によって執筆・撮影されている。
日本国産の爬虫類・両生類、ワニ、毒蛇、CITESI類に属する種類の飼育情報・広告は、海外取材イベント等の例外を除いて、原則として掲載しない方針をとっている。
出典: ビバリウムガイド
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クリーパー
「クリーパー(Creeper:英語で地面を這うものという意味で爬虫類という内容も含みます)」という名前もおかげさまで浸透してきました。すべて順調をいうわけではありませんが、何とかここまで来れました。これから、どこまでできるか判りませんが、タイムリーな情報の提供に心がけていきたいとおもいますので、引き続きご愛顧、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
出典: クリーパー社
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REPFAN
公式ツイッターはこちら
爬虫類好きのための飼育ガイドブック。飼育の基本から繁殖方法まで、これさえ見れば爬虫類の飼育方法が簡単に学べます。エキゾチックアニマルと仲良く暮らすために是非ご覧ください!
出典 : REPFAN内容紹介
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ペットとしての爬虫類
初心者にも人気の爬虫類に関する記事一覧
なぜ爬虫類は人気がでているのか
個性が出しやすい
・他の人が飼育していない種類を選びやすい
・種類やモルフが豊富で自分に合ったペットを選べる
見た目が良い
・爬虫類の見た目が可愛い・カッコ良いと感じる感性を持っている
・爬虫類を知らない人には想像できないような、可愛い・カッコいい種類がいる
ドラゴン・恐竜が好き
・アルマジロトカゲ、グリーンイグアナやフトアゴヒゲトカゲなどがドラゴンのようで人気
動物全般が好き
・爬虫類に限らず、生き物全般が好きで飼育している
飼育環境に制限がある
・鳴くペットが禁止されている
・散歩に行けない
・飼育スペースが限られている
時代が追いついてきた
・多様性が認められる社会になってきた
・情報が少なかったため、爬虫類のことをあまり知らなかった
企業努力
・エサとして虫が必ず必要だったが、人工餌だけで飼育できる種類も増えてきた
爬虫類はどこで買える?
爬虫類は爬虫類専門店、ペットショップや爬虫類のイベントで販売されている。
ネットに爬虫類の価格情報が出ていることがあるが、流通状況によって大きく上下するため過信は禁物である。
エサについて
爬虫類の多くは昆虫食で、草食の爬虫類や、カタツムリばかり食べる偏食の蛇もいる。
生体の購入前に、ショップの店員さんに何を食べていたのか確認をとり、購入後しばらくは同じエサを与えるのが理想。
人工餌、乾燥餌があるからと言って、その生体が必ず人工餌を食べるとは限らないことに注意が必要である。
種の保存について
CITES
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」のことで、「ワシントン条約」とも呼ばれている。
絶滅危惧にある種類の商業目的の国際取引に関する制限を行い、乱獲を防ぎ、種の保存を目的とした条約。
生体だけでなく、剥製や毛皮、角、根などの生きていない生体の一部も対象となっている。
CITESの対象一覧表はこちらの下部からダウンロードが可能。
特別天然記念物
世界的にまたは国家的に特に価値が高いものを特別天然記念物として国が指定している。
該当する種類は、飼育や採取、移動が禁じられている。
日本では下記21件の動物がある。植物や地域については割愛。
- カモシカ
- カワウソ
- イリオモテヤマネコ
- アマミノクロウサギ
- トキ[10]
- コウノトリ
- タンチョウ
- アホウドリ
- カンムリワシ
- ライチョウ
- ノグチゲラ
- メグロ
- オオサンショウウオ
- 土佐のオナガドリ
- 小湊のハクチョウおよびその渡来地 : 青森県
- 鯛の浦タイ生息地 : 千葉県
- ホタルイカ群遊海面 : 富山県
- 長岡のゲンジボタルおよびその発生地 : 滋賀県
- 八代のツルおよびその渡来地 : 山口県
- 高知市のミカドアゲハおよびその生息地 : 高知県
- 鹿児島県のツルおよびその渡来地 : 鹿児島県
特定外来動物
爬虫類の目
昼行性の爬虫類は丸くなる傾向にあり、夜行性の爬虫類は目が縦長になる傾向にある。
円形の瞳孔
[ヤモリ科] オオヒルヤモリ
[ナミヘビ科] コーンスネーク
[ヌマガメ科] ダイヤモンドガメ
[イグアナ科] グリーンイグアナ
[スキンク科] アオジタトカゲ
[アガマ科] インドシナウォータードラゴン
[アガマ科] フトアゴヒゲトカゲ
縦長の瞳孔
[ヤモリ科] ヒョウモントカゲモドキ
[ニシキヘビ科] ミドリニシキヘビ
[ヤモリ科] オウカンミカドヤモリ
[ヤモリ科] フリンジヘラオヤモリ
[ヤモリ科] オニタマオヤモリ
[クサリヘビ科] トゲブッシュバイパー
[ヤモリ科] ツノミカドヤモリ
その他の瞳孔
[ナミヘビ科] オオアオムチヘビ
爬虫類の尻尾
爬虫類の尻尾は、バランスをとる・栄養を貯める・敵から逃げるために使うなど、さまざまな使い方がある。
[カナヘビ科]
[カメレオン科] パンサーカメレオン
[ヤモリ科] ヒョウモントカゲモドキ
[ヤモリ科] ナメハダタマオヤモリ
[クロコダイル科] ナイルワニ
[イグアナ科] ツナギトゲオイグアナ
[ヤモリ科] クレステッドゲッコー
[ヤモリ科] ヤマビタイヘラオヤモリ