エキゾチックアニマルの中でも根強い人気を誇るイモリ類。ちょっぴり間抜けな仕草とクリクリした愛くるしい瞳に惚れて飼育している人も多いです。
イモリを飼育するにあたって注意しなければならないのがケージからの脱走です。ペットの中ではヘビと並ぶ脱走の達人ですが、そのくせ水のないところでは生きられません。
帰宅したら大切なイモリが干からびて死んでいた、などということがないように、脱走防止は細心の注意が必要なポイントです。
今回はイモリの脱走防止に焦点を当てます。イモリが脱走できる秘密と、脱走させない環境づくりのコツをご紹介します
イモリが脱走できるワケ
蓋をしたケージからでも脱走してしまうイモリ。彼らは一体どこから逃げ出しているのか、不思議に思ったことはないでしょうか。ここでは、イモリがケージの中から脱走できる理由をご紹介します。
わずかな隙間でも脱走できる忍者
種類によって多少の違いはありますが、イモリ類は一様にやや平たい体型をしています。
この体つきのおかげで、高さほんの数ミリの隙間から脱走できてしまいます。体感ですが、5mmほどの隙間があれば黄色信号です。
壁登りの達人
イモリに触ったことのある方であれば分かると思うのですが、イモリの腹はとても柔らかく、ペタペタもちもちといった感触をしています。
特にアカハライモリなど完全水棲の種はペタペタに拍車がかかっているため、とても壁に張り付きやすい性質なのです。
水槽のガラス面にお腹をくっつけ、少しずつ上に進むことで、高い壁もあっという間に登ってしまいます。
本来は野生下で水場を移動しながら暮らしている生き物ですので、脱走を企てること自体は自然なことです。
しかし、飼育下での脱走は彼らの命に関わりますので、飼育者としては何があっても阻止しなければなりません。
イモリを脱走させないケージ選び
イモリ飼育用のケージを選ぶにあたって、一番良いのは爬虫類専用のフタ付きケージを選ぶことです。
このタイプで一番おすすめなのはGEXのエキゾテラシリーズです。
通気性に優れ、フィルター用の小さいコード穴も用意されています。
また上面が金属メッシュでできているため通気性も抜群で、暑さに弱い両生類のために冷却ファンを設置することもできます。
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ただ1つ問題なのが価格がやや高いこと。
もちろんそれだけの機能性を備えているためコストパフォーマンスは悪くないのですが、少々思い切った買い物になるのは否めません。
イモリは隙間さえカバーできれば安価なプラケースや水槽でも飼育は可能です。
ただ、先ほどもお伝えした通り脱走の達人ですので、この場合は蓋の加工がどうしても必要となります。
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網状の蓋を使う
スドーさんから網状になっているハープネットという商品が発売されています。
とても便利な商品であるため、自作する人以外は購入を検討してみてください。
ハープネットは
- ハープネット45
- ハープネット60
の2種類あるので注意をしてください。
ハープネット45は横幅452×縦幅302mm以内の水槽に嵌めることができ、
ハープネット60は横幅602×縦幅302mm以内の水槽であれば蓋をすることができます。
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イモリケージの蓋を自作する場合の注意点
イモリケージの蓋を自作するときに注意すべきポイントは、可能な限りイモリの脱走できる隙間をなくすことです。
- プラケースを使用する場合
- 観賞魚用の水槽を使用する場合
この二つのパターンで、それぞれ注意点をご紹介します。
プラケースを使用する場合
プラケースの場合、パチンと音がするまで蓋をすれば、イモリの脱走は十分防止できます。
ただ、問題なのはフィルターを導入したい場合です。
コードやチューブといった管を通せるよう、穴あけ加工が必要となります。
蓋の一部をニッパーで切り取るなどすれば、加工自体は簡単にできますが、このとき可能な限り穴は小さくしてください。
管の大きさギリギリ程度まで小さくすることができれば理想的です。
穴が大きくなりすぎてしまった場合はスポンジで詰めるなど少々工夫が必要です。
水槽を使用する場合
観賞魚用の水槽には、プラスチックの枠があるタイプと、おしゃれな枠なしタイプがあります。
イモリ飼育に使用する場合は、蓋を固定できる枠ありタイプをおすすめします。
金魚用にセット販売されている場合などは、水槽の専用蓋が付属していることもあります。
しかしこの蓋は通気性と隙間の大きさから利用しないことをおすすめします。
あくまで観賞魚の飛び出し防止目的で作られている蓋なので、開口部分が大きく容易に脱走されてしまいます。
水槽蓋の自作でおすすめなのは、ホームセンターなどでも販売しているステンレスメッシュを利用することです。
目が小さく脱走を防止できる上、加工も簡単にできます。これを百均のワイヤーネットや木材で作った木枠に貼り付けて利用するのが、最も楽で確実です。
水槽でイモリを飼育する場合は参考にしてみてください。
まとめ
以上、イモリ類を飼育する際の脱走防止策をご紹介しました。大切なイモリ達に長生きしてもらうためにも、即死に繋がる脱走には注意したいところですね。以下、今回のまとめです。
- イモリは忍者。絶壁を登りちょっとした隙間からでも脱走してしまう
- おすすめのケージは使い心地抜群のエキゾテラ
- プラケース・水槽は蓋作成に工夫が必要
イモリを飼育する上でケージ選びや蓋選びに迷った時はぜひ参考にしてみてください。
ライター:いちはらまきを
Twitter:@IchiharaMakiwo