爬虫類とは
爬虫類とは脊椎動物の中で爬虫綱(はちゅうこう)に含まれる動物の分類群のことです。
カメ、ヤモリ、ヘビ、カメレオンなど見かけ上では極めて異なった特徴を持ちます。
爬虫類の共通点といえば「卵から生まれてくる((卵胎生の爬虫類もいる))」ことと「鱗がある」ことくらいしかありません。
爬虫類は変温動物でエネルギーの消費が少ないことから、餌を食べる頻度が犬や猫などの恒温動物に比べて少ないです。
鳴かない・臭わない・毛が落ちないなどの理由で飼いやすいペットとして爬虫類があげられることがあります。
見た目から嫌われることもある爬虫類は、トレンド((2018年7月28日GoogleTrends))が年々上昇しており、日本最大の爬虫類展示即売会であるジャパンレプタイルズショーでも年々来場者が増加しています。
犬や猫のように人に懐くことはないものの、
カメレオンが体の色で喜怒哀楽を表現したり、
ヒョウモントカゲモドキがシェルターから顔を出す姿に惚れてしまう人が多いようです。
爬虫類の種類
現在爬虫綱は4つの目に分類されており、カメ目・ムカシトカゲ目・ワニ目・有鱗目があります。有鱗目はさらに3つのグループに分けられ、全体では約8,500種以上が確認されています。
- カメ目 (約500種)
- 潜頸亜目(せんけいあもく)
- 曲頸亜目(きょくけいあもく)
- ムカシトカゲ (2種)
- ワニ目 (23種)
- 有鱗目
- トカゲ亜目 (約5,000種)
- ヘビ亜目 (約3,000種)
- ミミズトカゲ亜目 (約160種)
日本国内では109種存在し、カメ目15種、有鱗目トカゲ亜種47種、有鱗目ヘビ亜目47種((2015年12月31日時点))です。
爬虫類の歴史
両生類から分かれて進化した爬虫類の出現はおおよそ3億年前の石炭紀まで遡ります。
もっとも原始的な爬虫類として知られているのは
カプトリヌス類の「ヒロノムス」で、カナダあたりの森林に生息していました。
その姿や昆虫や節足動物を捕食していたところは現在の爬虫類と全く同じです。
爬虫類飼育のオススメ
爬虫類は飼育しやすいペットとして紹介されることがあります。
爬虫類は哺乳類の飼育と比較して、
- 初期投資が少ない
- うるさくない
- 臭くない
- 世話がしやすい
ということが挙げられます。
また、苦労しやすい点・デメリットとして
- 犬や猫のように懐かない
- 周りから良い反応を受けない
- 生きエサが必要な場合はその飼育と費用がかかる
- 温度や湿度管理が必要になる場合がある
という点を挙げておきます。
爬虫類飼育でオススメする点
初期投資が少ない
- 爬虫類の値段が比較的安い
- 種類によっては最小限の設備で済む
爬虫類個体の値段が犬や猫に比べると格段に安く、初心者が始めやすいヒョウモントカゲモドキはイベントで数千円から販売されています。(希少な種類は爬虫類は数万~数十万することもあります。)
初期費用の具体例としてヒョウモントカゲモドキの飼育を例にとると
・ ケース(3,200円)
・ ウェットシェルター(Mサイズ 520円)
・ カルシウムパウダー(368円)
・ シートヒーター(1,940円)
・ 床材(ペットシートやキッチンペーパーなど)
だけで済むことから、初期投資は1万円以下の低価格といえることが言えます。
うるさくない
初心者向けの爬虫類は鳴かない種類が多いです。
家族や近所へ配慮が必要な場合でも爬虫類の飼育は選択肢の一つに入るでしょう。
コオロギをエサとする場合は、コオロギがリンリンとうるさいです。
臭くない
爬虫類はほとんど無臭です。爬虫類は定期的に脱皮をするため体は清潔です。
きれい好きな爬虫類も多く、トイレの場所を覚えたり、餌場や寝床から離れた場所をトイレとすることもあります。
ただし、糞は臭いがするのでお掃除はちゃんとしましょう。
世話がしやすい
爬虫類は子供の時期を除いて毎日エサを与える必要はなく、
フトアゴヒゲトカゲのベビーは2,3日に一回、アダルトの場合はおおよそ週に1度のエサやりだけで十分です。
床材にキッチンペーパーやペットシートを使用すれば、それを交換をするだけでお手入れが済むのでとても楽です。
爬虫類の飼育で苦労する点
懐かない
基本的に単独で行動する爬虫類は、相手を思いやる気持ちを持っていません。
そのため、犬や猫のように愛情を求めてくることはないです。
全ての爬虫類が全く懐かないというわけではなく、カメに関しては愛情を注いだ分、懐いてくれることでも知られています。
ベビーの時から飼育しているペットは人間に対して警戒心を解いたり、
エサをくれる人間に近寄ってくることもあります。
周りから良い反応を受けないことがある
爬虫類に対する反応はよくないことがあります。
自分は可愛いと思っていても、他の人は不快に思っている可能性を忘れずに行動をしてください。
爬虫類が嫌いな人の意見も尊重しましょう。
生きエサのコストがかかる
ショップで販売されている生体は、コオロギなどの生き餌で飼育されている場合が多く、生き餌しかエサとして認識しないことがあります。
その場合、ヨーロッパイエコオロギやフタホシコオロギなどのコオロギやデュビアと呼ばれるゴキブリを飼育する必要があります。
草食の爬虫類や、クレステッドゲッコーやリクガメなど専用フードが存在する種類もいます。
最近では、グラブパイやレオパゲル、レオバイトといった人工フードの開発も進んでいることから、爬虫類を飼育したいけれど虫がダメだという方にも選択肢は意外に多くあります。
最後に
爬虫類は8年以上生きる種が多く長生きをします。
爬虫類の飼育よりも生きエサの飼育や掃除に手間がかかることもあります。
また、生体が脱走する危険性もあり、飼育し易いからと言って飼育者としての責任が減るわけではありません。
長い間ペットとして愛せるかどうか今一度考えてみてください。
この記事を通してより多くの爬虫類初心者の方が、
正しい知識を深め愛情をもって爬虫類に接することができるようになったらいいなと思います。