爬虫類を飼育する上で大切な餌の種類。餌選びは、生体の健康維持を左右するため非常に重要な要素です。
しかし、爬虫類の餌は非常に種類が豊富です。
こう思って迷う人も多いでしょう。
今回は、レオパードゲッコーにスポットをあて、どんな餌を与えられるのか紹介していきます。
- レオパの餌にはどんな種類があるのか
- それぞれのメリットとデメリット
- どんな人におすすめか
以上の内容を分かりやすく説明していきます。餌選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
Eye catch Photo by Renee Grayson
レオパの餌①生きた昆虫
レオパの餌として代表的なのが生きた昆虫です。特徴は総合して高い嗜好性を持っていること。一方、キープが手間であり同居人がいる場合は導入自体が困難という欠点もあります。
ここでは、レオパに与えられる昆虫として、以下の8種類を紹介します。
デュビア
レッドローチ
ヨーロッパイエコオロギ
フタホシコオロギ
クロコオロギ
シルクワーム
ハニーワーム
ミルワーム
デュビア
Photo by JanP33
デュビアはゴキブリの一種。栄養バランスが良く、主食として使用できる昆虫の一つです。ただ、アダルトは大型になるため、レオパの体型によってはLサイズだと大きい場合があります。
餌としてデュビアを利用する際のメリットは以下の通りです。
- 全体的な栄養バランスが良い
- レッドローチと比べると飼育ケージの臭いが控えめ
- コオロギと比べて死ににくく管理が楽
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- Lサイズはレオパには大きいので持て余す
- 繁殖速度が遅い
総合して、デュビアはこんな方におすすめです
- レオパ以外に昆虫食の生き物を飼っている
- 餌の管理に手間をかけたくない
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デュビアの繁殖方法は以下の記事を参考にしてください。
レッドローチ
レッドローチ買ってきた!
食べてくれるかな? pic.twitter.com/EzzaOahtiP— 大元@おやびん&からし (@daigen_pet) January 25, 2020
デュビアと並び主食として採用可能なゴキブリの一種です。栄養バランスも良く管理も楽と、デュビアと同じメリットを兼ね備えています。
一方見た目がゴキブリそのものなので、虫が苦手な方には最も導入ハードルが高い餌かもしれません。
餌としてのレッドローチは、以下のようなメリットがあります。
- デュビアより繁殖速度が早くコンスタントに増やすことができる
- Lサイズでレオパにぴったりの大きさになる
- 非常に頑丈で水切れ・餌切れにめっぽう強い
一方、デメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- 湿気がこもるとケージの臭いが強くなる
- 見た目がゴキブリそのもの
- 動きが早く捕まえにくい
レッドローチの使用はこんな方におすすめです
- 見た目がゴキブリでも平気な人
- 同居人の理解が得られる人
- レオパにちょうどいい食べ応えの餌が欲しい人
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レッドローチの繁殖方法は以下の記事を参考にしてください。
ヨーロッパイエコオロギ
脱皮イエコ🦗産卵管まで真っ白⛄️ pic.twitter.com/1LiVUXTwyn
— もちもち (@reobunbu_n) December 30, 2019
ヨーロッパイエコオロギ、通称「イエコ」は、爬虫類向けの餌用コオロギの一種です。こちらも栄養バランスに優れており、主食として使うことができます。同種のフタホシコオロギと比べると草食傾向が強く、共食いが少ないという特徴があります。
コオロギはゴキブリと比較すると総じて脆弱であり、頻繁に掃除や水の交換が必要です。
ヨーロッパイエコオロギを使うメリットは以下の通りです。
- 餌としてメジャーなので入手しやすい
- サイズが豊富でレオパがベビーの頃から与えることができる
- 生き餌を食べる個体なら大部分が食べてくれる
一方、以下のようなデメリットも存在します。
- 餌切れ・水切れに弱く死にやすい
- 爬虫類以上に頻繁に世話をする必要がある
ヨーロッパイエコオロギの使用はこんな方におすすめです
- 主食になる昆虫が欲しいけれどゴキブリは受け付けない人
- 自家繁殖はハードルが高いので入手しやすい餌が良い人
- まめに世話ができる人
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コオロギの繁殖方法は以下の記事を参考にしてください。
フタホシコオロギ
https://twitter.com/rep_factory/status/1215470943335669761
こちらもヨーロッパイエコオロギと並ぶ餌コオロギのメジャー種です。体色は黒く、やや肉食傾向が強いという特徴があります。こちらもレオパの主食として採用できます。イエコより体が大きいため、与えるコオロギの数を減らしたい方におすすめです。
フタホシコオロギの餌としてのメリットは以下の通りです。
- イエコよりボリュームがあるため大きい個体の餌に使える
- 入手しやすくホームセンターでも取り扱っている場合がある
一方、以下のようなデメリットもあります。
- 肉食傾向が強くレオパを噛んでしまうことがある
- 水を良く飲むのでイエコよりさらに水切れに弱い
- 鳴き声がうるさいので大量キープするなら対策が必要
フタホシコオロギの使用はこんな場合におすすめです
- ボリュームのある餌が欲しい
- 鳴き声を対策することができる
- ピンセット給餌ができる
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クロコオロギ
ブリブリなクロコオロギ 取り扱っております。
単価は高くなりますが1度に与える量が減りますので結果的にこっちの方がお得かも… pic.twitter.com/qIPsmE04Gr
— いきもの商店 くすくす (@animalshop_qsqs) January 24, 2020
クロコオロギは、フタホシコオロギから生まれた大型種です。基本的な特徴はフタホシコオロギと同様ですが、フタホシ体が大きく力も強いため、取り扱いに注意が必要です。
フタホシコオロギの餌としてのメリットは以下の通りです。
体が大きいため餌としてのボリュームがある
一方、以下のようなデメリットも存在します。
- 顎の力が強いためバラ撒き給餌はレオパの怪我を招く
- 若いレオパには大きすぎる場合がある
クロコオロギの使用はこんな方におすすめです
- フタホシコオロギよりさらに大きな餌が欲しい
- ピンセットでの給餌ができる
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シルクワーム
photo by DEMOSH
シルクワームは、餌用に養殖されているカイコの幼虫です。イモムシ的な動きが食欲を誘うため、高い嗜好性を持っています。一方、栄養のほとんどが水分のため、単体での常食には向きません。
餌としてのシルクワームには、以下のようなメリットがあります。
- 脱水気味の個体の水分補給に使用できる
- 拒食からの脱出のきっかけになる場合がある
一方、デメリットとしては以下のようなものがあります。
- ケージの汚れに弱くまめな世話が必要になる
- 桑の葉か専用飼料しか食べないためキープするコストが高い
シルクワームの使用はこんな方におすすめです
- 脱水気味の個体に与える餌が欲しい
- 拒食対策になる餌が欲しい
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シルクワームの繁殖方法は以下の記事を参考にしてください。
ハニーワーム
まゆなし加工のハニーワーム
とりあえず、約Mサイズ入荷いたしました。 pic.twitter.com/XrQ4j5J0ix
— tmllabo (@tmllabo) January 22, 2020
ハニーワームは「ハチノスツヅリガ」という蛾の幼虫です。餌昆虫の中でも屈指の嗜好性の高さを誇ります。その反面、栄養バランスは脂肪分に偏っているため、常食には向きません。カロリーを必要とする個体の副食としての使用がメインになります。
餌としてのハニーワームのメリットは以下の通りです。
- 嗜好性が高いため、拒食を回復させるきっかけになる
- 痩せてしまった個体の栄養補給になる
一方、以下のようなデメリットもあります。
- 脂肪分が多く常食向きではない
- 嗜好性が高いため、日常的に与えると他の餌を拒む可能性がある
ハニーワームの使用をおすすめするのはこんな場合です。
- 病気開けの回復食が欲しい
- レオパが拒食しており対策がしたい
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ハニーワームの繁殖方法は以下の記事を参考にしてください。
ミルワーム
Photo by velacreations
ミルワームは、ゴミムシダマシと呼ばれる穀類を食べる甲虫の幼虫です。そのままだと脂肪分の多い餌ですが、野菜などでガットローディングすることで主食として使用できます。
餌としてのミルワームには、以下のようなメリットがあります。
- ゴキブリ並みに管理が楽
- 野菜を食べるためガットローディングができる
- 初心者でも自家繁殖できる
一方、以下のようなデメリットも存在します。
- 放置しておくと成長して成虫になってしまう
- 放っておくだけで繁殖するので増えすぎる場合がある
ミルワームの使用ははこんな方におすすめです
- 生き餌を使いたいけれど脱走が心配な方
- ガットロードして栄養のある食事を与えたい方
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ミルワームの繁殖方法は以下の記事を参考にしてください。
レオパの餌②冷凍マウス
https://twitter.com/akane_hoop/status/1197082248140312576/
冷凍マウスは、餌用のハツカネズミを冷凍したものです。ヘビや猛禽などの餌として有名ですが、小さいものであればレオパに与えることもできます。
レオパに与える場合、サイズはレオパの頭の半分程度を目安とします。使用する場合はピンクマウスのSサイズからはじめ、飲み込める大きさのものを使ってください。なお、栄養過多なのでレオパの主食には向きません。
レオパの餌としてのピンクマウスには以下のようなメリットがあります。
- 栄養豊富なため回復食として使用できる
一方、レオパに与えるには以下のようなデメリットがあります。
- 見た目が少々グロテスクなので受け付けない人が多い
- 冷凍庫で保管する必要がある
- 与える際に解凍の手間が必要
ピンクマウスを使用するのはこんな場合がおすすめです。
- 抱卵中のメスの副食として使う
- 痩せてしまった個体にカロリーを取らせる
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レオパの餌③乾燥・缶詰など加工昆虫
レオパに与える昆虫餌には、生きている昆虫だけでなく加工昆虫も存在します。現在製造・販売されるものは、大きく以下の三種に分かれます。
冷凍タイプ
乾燥タイプ
生タイプ
それぞれ詳細を見てみましょう。
乾燥タイプ
ここ最近、DRY CRICKET(乾燥コオロギ)のご注文がとても増えてます!
今回も冬レプ価格で販売中なのでこの機会に是非お求めください。 pic.twitter.com/N0XPtSNi60— (有)月夜野ファーム オフィシャル (@tsukiyonofarm) January 20, 2019
餌昆虫を乾燥させたものがこちらのタイプです。主に乾燥コオロギが主流で、主食として使用できます。
乾燥タイプの餌には、以下のようなメリットがあります。
- 常温で保存できるため保管が楽
- 世話をする必要がない
- 動いている虫が嫌いな人でも使える
一方、以下のようなデメリットも存在します。
- 生き餌ほどは食いつきがよくない
- ふやかす手間がかかる
総合して、乾燥タイプの餌はこんな方におすすめです
- 餌が欲しいけど世話はしたくない人
- 生きた虫が怖い人
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冷凍タイプ
クリスマスイブだけど特にこれといったことも無い
子サソリちゃん達に冷凍コオロギ750匹プレゼントくらいw pic.twitter.com/hPEupCiiwo— てら助@はちゅ・両生類垢 (@Tera_Snakes) December 24, 2019
冷凍タイプは、餌昆虫を冷凍した商品です。主にコオロギ、ミルワームの二種類があります。コオロギの場合は主食として使用できますが、ミルワームは他の餌と混合で与えた方が無難です。
冷凍タイプの餌のメリットは以下の通りです。
- 保存が楽
- 解凍すると比較的生き餌に近い感触になる
一方、デメリットとして以下のようなものも存在します。
- 解凍の手間がかかる
- 餌を冷凍庫に入れなければならない
- 確実に食べるとは限らない
冷凍タイプの餌はこんな方におすすめです
- 生き餌が切れた際の非常食が欲しい
- 生き餌は怖いけど虫を与えたい人
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生タイプ
缶詰コオロギ買ってみたけどめっちゃ入ってるから余ったらけっきょく冷凍するっていう pic.twitter.com/ocvXuYRZop
— まぐろたん (@with_magurotan) September 11, 2019
生タイプと呼ばれる加工昆虫は、一般的に缶詰の製品が多いです。比較的生き餌に近い質感ですが、個体によって好き嫌いが別れます。現在販売されているものだと、コオロギとミルワームの二種類が代表的です。
生タイプの加工昆虫のメリットは以下の通りです。
- 生き餌が苦手でも虫を与えることができる
- キープや繁殖の手間がない
デメリットとしては、以下のようなものが存在します。
- コオロギはフタホシのLサイズが入っているためベビーには大きい
- 開封後の賞味期限が10日と短い
生タイプの加工昆虫はこんな方におすすめです
- 人工フードに餌付いている子の非常食が欲しい
- 昆虫食爬虫類を多頭飼いしている
- 生き餌を使いたくない
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レオパの餌④人工フード
https://twitter.com/ANGELDRIVE1980/status/1177989032531222530
主に昆虫を原材料とした、昆虫食用の人工フードです。ペレット、ゲル、練り餌の3つのタイプが主流となっています。
爬虫類に必要な栄養があらかじめ添加されているものが多く、栄養バランスに優れているのが特徴です。主食として利用することができます。
人工フードを利用するメリットは以下の通りです。
- 保管が楽
- 栄養が偏りにくい
一方、優れた面だけでなく以下のようなデメリットもあります。
- 好き嫌いが別れるため必ずしも食べるとは限らない
- ペレットや練り餌タイプは餌を作る手間がある
総合して、人工フードはこんな場合におすすめです
- 生き餌以外の餌にも餌付く個体の主食に
- 生きた昆虫を家におくのが嫌な場合
- 栄養バランスの良い食事を与えたい人に
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[itemlink post_id=”32136″]
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まとめ
以上、レオパードゲッコー に使用できる餌を紹介しました。簡単に今回の記事の内容をまとめます。
生きた昆虫:総合的に食いつきが良いが生きた虫を扱える人限定
加工昆虫:保存・キープは楽だが与える前のひと手間がかかる
冷凍マウス:基本的に栄養過多。拒食開けや抱卵中の個体の副食に
人工フード:栄養バランスの良い総合職。個体によって好き嫌いがある
爬虫類の餌選びで重要なのは、餌の特徴を理解し、飼い主や生体にあったものを選ぶことです。状況に合わせて色々な商品を試してみてください。