
出典https://commons.wikimedia.org/wiki/Pyxicephalus_adspersus?uselang=ja
アフリカウシガエルというカエルをご存じですか?
名前の通りアフリカアンゴラ南部、ケニア、ザンビア、ジンバブエ、タンザニア、ナミビア、ボツアナ、マラウイ、南アフリカ共和国、モザンビークなどに生息する、生綱無尾目アカガエル科アフリカウシガエル属に分類されるカエルです。
生息地があまり雨の降らない地域のため、比較的乾燥に強いです。それ故、水辺以外の場所でも生息することができる特徴があります。
仲間には、アカガエル科にはツチガエル属やトノサマガエル属などがいます。「アカガエル科」は名前のあらわす通り、体が赤褐色のカエルが多いことからその名前が付いていますが、実際には緑色や黒色などの体色を持つ種類も多いです。ちなみに、アフリカウシガエルの身体はモスグリーンに近い緑色をしています。
このアカガエル科に属するカエルの特徴としては、他のカエルに多く見られる吸盤が指先にないため樹上生活はせず、生息域は水辺から大きく離れることがありません。また、環境に合わせて体色を変えられる種類もこのアカガエル科にはいません。
どっしりと構えた姿がなんとも愛嬌のある日本にも流通されているというアフリカウシガエル。でっぷりとしたその風貌からカエル界の横綱とも呼ばれています。
初心者の方にもわかりやすいようカエルの購入を検討されている方に役立つ情報を記事にまとめてみました。
興味がある方は是非最後までご覧になってください。
1,アフリカウシガエルとは
どんなカエルか
学名Pyxicephalus adspersus
英名African bullfrog
ウシガエルが「特定外来生物」に指定されているため、アフリカウシガエルもペットとして飼うことが出来ないのではないかと、不安に思われている方もいらっしゃると思います。
同じ「ウシガエル」という名前が入っていますが、アフリカウシガエルはペットとして飼育することが可能な種となっています。
ウシガエルと同じように食用とされることもあります。
アフリカウシガエルの生息数は減少の傾向はありますが、絶滅の可能性は低いと言われています。日本にも輸入されており、アフウシとも呼ばれていることもあります。ここ数年でアフリカウシガエルはかなりメジャーなペットガエルになっているようです。
生息環境はサバンナ地帯で、乾季の間は土中に潜り、雨季になると地表に出てきて繁殖行動を行います。普段は比較的おとなしいですが、降雨時は活発になります。
雨季にできた水場が繁殖場でオスは水場の中心にテリトリーを作り、昼間にメイティングコール(種に特有の周波数・時間特性をもち,同種の雌に認知される音を出す)を行いメスを誘います。卵から孵化したオタマジャクシの世話はオスが行います。水場に水が少なくなると、水路を掘って水を引いてきたりオタマジャクシを別の水場に移動させるなどの行動が知られています。また水場に別の動物などが近づいてくると追い払う行動をします。
触れるかどうか
特にオスは成長するととても大きくなること、縄張り意識が強く攻撃的な性格のため噛みつくこともあるなど、アフリカウシガエルの性質をよく理解したうえで、飼育できるかどうかを判断する必要があります。
アフリカウシガエルの歯は、マウスをそのまま食べられてしまうほど尖っており、噛みつく力も強いです。お世話の際は怪我をしないように十分に注意してください。
カエルは熱に弱いため触るときは手を冷やしたり、手袋をしたりするなどして人間の体温を直接感じさせない方法を取るのが一般的となります。
そして、触った後はしっかりと手を洗うようにしましょう。
大きさや見た目

出典https://commons.wikimedia.org/wiki/Pyxicephalus_adspersus?uselang=ja
アフリカウシガエルの寿命は、約35年ととても長寿でカエル界で3番目に大きいカエルです。流通しているサイズは2cmほどのものが多いですが、4か月もすればピンクマウスを食べれるまでの大きさになっていきます。驚異的な成長スピードに感じることでしょう。
体長は14 – 20センチメートル 体重は1.4キログラムほどです。体長25センチメートルに達することもあります。
メスよりもオスの方が大型になる特徴があり、他のカエルに見られがちな特徴と異なると言えます。
眼と鼓膜の間の長さが鼓膜の直径よりも長いです。幼体時は日本のトノサマガエルのように褐色と緑色および黒色斑などがありますが、成長につれて全身が暗オリーブグリーンになっていきます。模様はほかに白やクリーム色の隆起が入ります。
幼体は体色が明緑色で、明色の筋模様が入ります。また、繁殖期のオスは前肢が黄色になるなどの特徴があります。
2,アフリカウシガエルの飼育に必要なもの
飼育ケース

出典https://en.wikipedia.org/wiki/African_bullfrog
それほど活発に動かないので、体の小さいうちは広々としたケージを用意する必要はありません。アフリカウシガエルはさほど活発ではありませんが、夜間にノソノソ歩き回ったり、時にはびっくりするような跳躍力を見せるときもあるので、 ツノガエルなどよりはちょっと大きめの飼育容器が良いでしょう。
もちろん大きくなるので最終的には60cm水槽などが必要になります。
なお、どの大きさであったとしても、逃げ出したりしないようにしっかりと蓋の閉まるものを準備した方が良いでしょう。
適温は28~30℃前後です。低温には注意しましょう。照明は特に必要ありません。ちなみに、飼育下では35年以上の飼育記録があります。大型だけあって長寿なんですね。
床材
ウールマット、フロッグソイル(微粉末状の土に活性炭を加えて粒状に固めた半地中性、地表性のカエル用床材)赤玉土、水苔などの選択肢があります。
それぞれメリット・デメリットがありますので、自身の生活スタイルやカエルの状況を踏まえて適切な床材を選びましょう。
例えばウールマットは掃除がしやすいというメリットがありますが、土に比べると踏ん張りがきかない為、足に負担がかかるというデメリットがあります。
また、ウールですのでアフリカウシガエルが動いたり足で地面を掘ろうとするうちに段々と穴が開き、メンテナンスが間に合っていないと誤飲させてしまう可能性が
あるので注意が必要です。
土は、ウールマットと反対に足元が安定している他、アフリカウシガエルの本来の生息環境や習性に沿うことが出来るメリットがあります。
アフリカウシガエルは、成長すると穴を掘って自分の安心できる空間(縄張り)を作るようになります。そのため、掃除はしにくくなりますが、フロッグソイルや赤玉土などの土の床材を全身が埋まるくらいの深さにしてあげると、落ち着ける環境になります。
アフリカウシガエルは気に入ったところにお尻をグイグイと押し付けて、窪みを作り、日中はじっとしていることが多いです。
土のデメリットとしては、ウールマットに比べると掃除が大変なこと、また水槽内に飛び散った際にアフリカウシガエルの観察がしにくくなるというところでしょう。
飼い主さんの大変さは増えるかも知れませんが、アフリカウシガエルの健康を重視するのであれば土がおすすめです。
何も敷かないのは足腰に悪いので控えましょう。
床材は湿らせた大磯や黒土、熱帯魚用のソイルなど、様々なものが利用可能ですが、しっかりとメンテナンスした(数日間水に漬けた)定期的な洗浄、交換をした水苔ならば、カエルが誤食しても安全です。
餌
野性下では、昆虫、サソリ、カエル、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類などを食べます。また、共食いも行います。 水中では小魚やゲンゴロウ等の水棲昆虫を常食し、
中には小型のリンカルス(コブラ科の毒ヘビ)をも捕食した例や亀を食べることもあります。
サバンナという過酷な環境で過ごすなかで貪欲にエサを取り続ける必要があったのでしょう。
餌はコオロギやレッドローチなどの昆虫、カエル用の人工フードなどで、ペットショップで手に入れることが可能です。また、小魚、エビなどの甲殻類も食べます。
大型個体にはピンクマウスなどを与えることもできます。ピンクマウスを与える場合は消化に時間がかかるため、昆虫を与える時よりも給餌間隔を空ける必要があります。
幼体ならば週に2,3回コオロギをあたえる。マウスを食べるようになったら週に1回もしくは糞を確認してから与えるようにしましょう。
成体になってしまえば、1ヶ月に1~2回程度の給餌でもかまいません。
人工フードは食いつきはあまり良くないですが排泄物のにおいが気になりにくくなるのと、なにより安いのが利点です。
与えたら与えた分だけ食べてしまい、肥満になる恐れもあります。与える量には十分に注意しましょう。飼育下のカエルの死因は、消化不良やエサのやりすぎといったごはんに関することが多いようです。
また、餌と間違えて指や手に飛びついてくることがあり、咬まれたら結構痛いです。餌やりにはピンセットなどを使用しましょう。
レイアウト

出典https://en.wikipedia.org/wiki/African_bullfrog
パネルヒーターや真冬はバスキングライトで温度管理をすると良いでしょう。やや日が差す場所に置いておくと良いでしょう。
アフリカウシガエル自体が適温の場所に移動できるようなレイアウトが適切です。
3,基本的なお世話
いわゆる乾燥系地表性カエルの飼育になります。常時湿らせすぎ、乾燥すぎにならないように注意しましょう。
床材の中に湿度の異なる層を作って、カエルに選ばせるように意識した配置にすると良いでしょう。アフリカウシガエルが快適に感じる湿度は60%〜70%です。
朝晩、霧吹きなどで湿度を上げてあげると良いでしょう。
アフリカウシガエルの飼育には、温度と湿度の管理は欠かせません。特に寒さに弱く、適温は26~28℃です。
このように、常に温度や湿度を確認できる必要があるため、ケージ内には温度計と湿度計の設置が必須です。
また、不衛生な環境では短期間で状態を崩してしまうので、糞などは見つけ次第取り除き、床材も週に一回は交換するようにしましょう。
水や湿度について

出典https://commons.wikimedia.org/wiki/Pyxicephalus_adspersus?uselang=ja
野生のアフリカウシガエルは、水辺で生活する必要はないものの、土のなかに潜って生活することで、土のなかの水分を皮膚から吸収する特徴があります。
飼育下のアフリカウシガエルも、皮膚からの水分の吸収が必要となるため、全身が浸るくらいの大きさの水場を作ってあげてください。
なお、アフリカウシガエルは身体が大きく、比較的体重も重いので、水場に入るときに倒してしまう可能性もあります。
安定感のあるしっかりした水入れを使用するとより良いと言えるでしょう。
ほかには、床材をアフリカウシガエルの体高の倍の高さまで敷き詰め、その床材の下半分に水を浸しておくという方法もあります。
前述の通り、アフリカウシガエルは元々地面を掘る習性がありますし、地面の土から水分の確保を行う生き物です。
よりリアルな飼育環境にするという面ではこのような飼育環境作りも良いと言えるでしょう。
臭くなったら水を入れ替えます。もし魚を飼うなどして浮き草があるのならば日光とカエルの排泄物を糧にして数を増やし匂いを分解するようになるので、あったら利用するのも手です。
休眠という性質
野生のアフリカウシガエルが生息するアフリカには、乾季という雨の降らない時期があるため、乾燥から身を護るために「休眠」することができる、という性質があります。
休眠のときのアフリカウシガエルは皮膚を繭のように固め、土のなかに潜り乾季をやり過ごします。アフリカウシガエルは、この体勢で何カ月も過ごすことが可能なのです。
飼育下でもそれらを再現することは可能ではありますが、失敗したらカエルの命に関わるので、一年を通じて可愛がってあげた方が良いと言えるでしょう。
4,アフリカウシガエルを購入しよう

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販売されている場所
アフリカウシガエルは、ペットショップやホームセンターで見かけることは稀です。お迎えの際は、爬虫類や両生類を専門に扱うショップなどで探してみてください。
飼い方や注意点なども直接教えてもらえます。
アフリカウシガエルの価格
安くて5000円ほどからになります。個体によっては30000円程度で取引されているものもあります。
5,アフリカウシガエルを飼ってみよう

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ここまで危険な面も多くデメリットも紹介しましたがとっても長生きで手間がかかる分愛着が湧くことでしょう。
1日でも長く一緒にいられるように、電気代を惜しまずよい環境を整えて迎えてあげましょう。
運営者情報:まねこ
何の変哲もない人だったまねこは、金運アップのグッズを買い真面目に生活しただけなのに日々が一変しました。今ではほとんど会社に出社することもなく月収100万円以上の収入を稼ぐほどになりました。

