一言に爬虫類と言っても、その種類は様々です。ペットとして飼育する際も、その気性や体の大きさ、丈夫さなどによって向き不向きが変わってきます。ペットとして爬虫類を検討する際は、それぞれの種の特徴を調べ、飼育できそうか考える必要があります。
今回は、爬虫類の中でもトカゲに焦点を当て、初心者向けの種を4種紹介します。
こんな方はぜひ参考にしてください。
初心者におすすめのトカゲ①フトアゴヒゲトカゲ
フトアゴヒゲトカゲは、温厚で陽気な性格が大人気のペットリザードの一種です。顎から首にかけて細いトゲが生えており、男性のヒゲのように見えることから「フトアゴヒゲトカゲ」という名前がつきました。
比較的繁殖が容易なことからCB(飼育下繁殖)個体が安定流通しており、多くのモルフ(品種)が作出されています。自分好みのカラーリングの個体を選べることからも、最初の一匹目におすすめのトカゲです。
生息地
オーストラリアの砂漠地帯や低木地帯に分布しています。
日差しの強いエリアに住んでいるため、飼育下でも砂漠生体用の紫外線ランプが必要です。
大きさ
最大で全長50cm程度です。
寿命
最長12年程度になります。
餌
昆虫と野菜をどちらも食べる雑食性です。
飼育下では専用のフトアゴフードも利用できます。
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初心者におすすめのトカゲ②オニプレートトカゲ
photo by D Coetzee
オニプレートトカゲも、ペットリザードとしておすすめのトカゲの一種です。ニホンカナヘビをそのまま大きく太くしたような体型をしています。
体全体が硬い鱗に覆われており、甲冑を着込んだようなフォルムとなっています。小さな恐竜のような外見が格好良く人気の高い種です。
非常に体が丈夫で、飼育しやすいのが特徴の一つ。初心者だけどワイルドでかっこいいトカゲが飼育したいという方にはイチオシです。
なお、日本で流通しているオニプレートトカゲは、その多くがWC(野生下採取)個体です。CB(飼育下繁殖)個体と比べるとあまり人慣れしておらず、やや神経質な性格をしていることもあります。触れ合いがしたい場合は、辛抱強く慣らしが必要です。
生息地
ケニアやコンゴなどのアフリカ大陸に広く分布しています。
大きさ
平均で全長40cm程度です。
寿命
平均10年程度になります。
餌
食性は野菜や果物、昆虫などを食べる雑食性です。フトアゴフードやアオジタフードなど、雑食トカゲ用の配合飼料も使用できます。
初心者におすすめのトカゲ③アオジタトカゲ
photo by William Warby
大型種の中で最もおすすめなのがアオジタトカゲです。ツチノコのようなむっちりした癒し系の体型と、のんびりした動作が愛らしいトカゲです。
雑食かつ食欲旺盛で、給餌の楽しい種の一つ。爬虫類の餌ならほとんどのものを食べられるので、色々な種類の餌を与えられます。体も丈夫なので、育てやすく初心者向きです。
アオジタトカゲは、いくつかはの亜種が存在し、それぞれ生息環境や食べているものに細かい違いがあります。代表的な種類と生息エリアは以下でも紹介しているので参考にしてください。
アオジタトカゲは、WC個体とCB個体がどちらも流通しています。選べるのであれば人慣れしているCB個体をおすすめします。
生息地
- オーストラリア
- インドネシア
- パプアニューギニア
など
大きさ
大きい種で最大70cm程度
寿命
最長で20年程度
餌
野生下では昆虫やカタツムリ、植物を食べています。飼育下では、昆虫や市販の野菜、果物、冷凍マウス、アオジタフードなどを与えられます。
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初心者におすすめのトカゲ④サバンナモニター
photo by hape662
肉食のオオトカゲ(モニター)の中で、初心者におすすめなのがこのサバンナモニターです。迫力のある大型種のため、飼い応えのある種を飼育したい方にはぴったりのトカゲです。
オオトカゲは気性の荒い種も多いですが、サバンナモニターは比較的温厚な部類に入り、育て方次第では抱っこもできるようになります。餌は置き餌を与え、まめにハンドリングして人間との触れ合いに抵抗感を無くすのがコツです。
なお、触られたくない時はちゃんと威嚇して意思表示してくれます。嫌がる時は無理に触らないようにしましょう。
生息地
アフリカ大陸のサハラより南に広く分布しています。
大きさ
アダルトは80cm以上。大きいものだと全長1mを超えます。
寿命
健康に飼育すれば10年以上行きます。
飼育下では短命に終わることが多いです。
餌
肉食のオオトカゲなので、肉食爬虫類の餌を与えます。
マウスやラット
ウズラ
などが代表的です。
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サバンナモニターは非常に脂肪を蓄えやすく、その体質が原因で短命に終わることが多い種です。ベビーの頃は体を大きくするためマウスなど栄養価の高い餌を与えますが、大人になってからは低カロリーの餌を与えるようにします。
グリーンイグアナは初心者向けの種ではない?
ひと昔前、ペットとして大人気だったのがグリーンイグアナです。ベビーの頃のエメラルド色の体色が美しく、一時は爆発的な人気がありました。今ほど爬虫類飼育がメジャーでなかったにも関わらず、ホームセンターでも取り扱っていたほどです。
少し年配の方だと、爬虫類ペット=イグアナというイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、グリーンイグアナは初心者の一匹目としては少々難のある種です。
グリーンイグアナは性格や気性の個体差が大きいのです。猫のように抱っこできる個体もいれば、飼い主を見ると飛びかかってくるものもいます。特に発情期の雄は凶暴化することが多いです。最大で全長2m近くまで巨大化し、力も強くなります。気の荒い個体との同居は生傷が絶えません。
グリーンイグアナは、個体の性格や接し方、飼い主との相性次第では最高の相棒になれる爬虫類です。しかし飼育には相応の覚悟が必要なため、安易におすすめはできません。
まとめ
爬虫類の中でも、特に初心者におすすめのトカゲを四種類ご紹介しました。
爬虫類を飼育する上で、最も大切なのは情報収集です。どんな飼育環境が適しているのか、積極的に調べるのが大切です。本や専門サイトで調べても良いですし、ショップに足を運んでみるのもおすすめです。
このサイトでも、爬虫類の飼育方法をいくつか紹介しています。ぜひ参考にしてください、