サラマンダーとしては大型なボリューム感のある体。育てがいのある旺盛な食欲。そんな魅力に惹かれ、タイガーサラマンダーの飼育を考えている方は多いのではないでしょうか。
「タイガーサラマンダーを飼いたいけれど、どうやって飼育するんだろう」
こんな疑問をお持ちの方のために、この記事ではタイガーサラマンダーの飼育方法をまとめています。
- タイガーサラマンダーはどんな生き物なのか
- 飼育には何が必要なのか
- 温度はどのくらいに調節すれば良いのか
こんな内容を紹介しています。参考にしてください。
Eye catch photo by Peter Paplanus
タイガーサラマンダーとはどんな生き物なのか
photo by Matt Reinbold
簡単に説明すると
- 北米に住むサラマンダーの仲間
- 川の近くや湿地など水のあるところで暮らす
- 最大で30cm程度の大きさになる
タイガーサラマンダーは、北米出身のサラマンダーの一種。日本のサンショウウオよりはイモリに近い生態をしており、水辺で暮らしています。
昼間は巣穴の中で休んでおり、夜に徘徊して狩りを行う夜行性の生き物です。最大で全長30cmほどになりますが、平均的な大きさは20~25cm程度になります。
タイガーサラマンダーの飼育に必要なもの
Photo by Ryan Somma
タイガーサラマンダーの飼育に必要な道具は、以下の四点です。
- ケージ
- 床材
- 水入れ
- シェルター
それぞれどんなものが良いのか見てみましょう。
ケージ
大型種なので、ケージにはある程度の大きさが欲しいところです。若く小さいうちは45cmケージでも大丈夫ですが、体の大きな個体には60cmケージが必要になります。
爬虫類用のケージを採用するのがベストですが、タイガーサラマンダーはライトや保温器具を必要としません。シンプルに飼育するのであれば観賞魚用の水槽を流用しても良いでしょう。
なお、テラリウムで飼育する場合は、植物の育成用ライトが必要になるケースがあります。その場合は前開きの爬虫類用ケージを使用する方がストレスなくメンテナンスできます。
広めのケージを使う
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床材
床材は保湿性の高いものを選びます。ヤシガラや水苔、ソイルなどが使用可能です。土系の床材も使用できますが、生体の体に付着しますし、そのまま水入れに入るので水が汚れます。
おすすめは洗って再利用できるソイル。植物との相性も良いので、テラリウムを作る場合も使用できます。
保湿性の高い床材を選ぶ。
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水入れ
水入れの水はタイガーサラマンダーの飲み水になる他、中に入り水場としても使用します。
水入れは生体が全身を浸けることができるものなら何でも構いません。あえておすすめするなら、爬虫類用の水入れが使用しやすいです。へりが階段のようになっており、生体が中に入りやすい構造になっています。
水入れは全身が入るサイズのものを選ぶ。
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シェルター
野生下では穴を掘って篭っていることも多いタイガーサラマンダー。飼育下では、彼らが満足できる巣穴を提供することは難しいので、代わりにシェルターを用意します。
こちらも全身が入れるものであれば何でもOKです。爬虫類用のものであれば、ウェットシェルターのLサイズや、小型〜中型トカゲ用のロックシェルターを流用できます。
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タイガーサラマンダーの飼育温度
一般に強健種と言われるタイガーサラマンダーですが、両生類の例に漏れず暑さには弱いです。野生下では好きな温度の所に自分で移動できますが、飼育下ではケージから出られません。そのため飼い主による温度管理が必須となります。
タイガーサラマンダーの適温はおよそ10度から23度程度です。高温には25度程度なら耐えられますが、30度近い温度で飼育し続けると体調を崩すことがあります。必要に応じて飼育部屋をエアコン管理するなど対策してください。
高温に弱い一方、寒さにはめっぽう強いです。10度を下回るような場合を除き、基本的に加温は必要ありません。
25度以上の高温は危険。寒さには強い
タイガーサラマンダーの餌
タイガーサラマンダーは食欲旺盛な生き物です。昆虫食爬虫類の食べ物であれば、ほとんどの餌を食べられます。野生ではカタツムリなどの軟体動物や、昆虫の幼虫など、動きの遅い生き物が主食です。
飼育下の餌としては、両生類用の配合飼料やコオロギなどの昆虫が手頃に利用できます。いくつか種類を揃え、バランスよく与えるのがおすすめです。昆虫を与える場合はカルシウムの添加を忘れないようにしてください。
ピンクマウスも食べますが、タイガーサラマンダーにはやや栄養過多です。与える場合は、上陸したての幼体の餌としてたまに与えるくらいが無難でしょう。
餌は昆虫中心 配合飼料も使える
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タイガーサラマンダーの日々のお世話
Photo by Peter Paplanus
- 排泄物の除去:発見したとき
- 水の交換:毎日
- 餌やり:週1回〜週3回
餌やりは成長に合わせて頻度を調整します。上陸したての子供の場合、成長期ですので餌は二日に一度程度与えます。そこから成長に伴って徐々に餌を減らし、アダルトになってからは週1回〜2回程度に調整してください。
タイガーサラマンダーを飼育する上での注意
Photo by Peter Paplanus
タイガーサラマンダーの飼育では、とりわけ肥満には注意してください。
有尾類全体に言えることですが、彼らは自分では食べる量の調整ができません。出されたら出されただけ食べてしまうので、肥満や内臓疾患、消化不良を起こしやすいです。
一度の餌はタイガーサラマンダーの頭くらいの大きさを目安にします。餌の量と頻度は、成長具合を見ながら調整してください。
まとめ
タイガーサラマンダーは食欲旺盛で体も丈夫、見た目も美しい人気の種です。飼育に関してはいくつか注意する点はありますが、基本的には初心者でも飼育しやすい生き物だと言えます。以下に、タイガーサラマンダーを飼育する上での注意事項をまとめました。
- ケージは大き目のものを用意する
- 肥満には注意 迷ったら餌は少なめに
- 夏の飼育は気温に気を配る。25度を超えないようにする
タイガーサラマンダーの飼育準備で迷った場合、今回の記事をぜひ見返してみてください。